ウテン結構◆第3シーズン
-1と7と4と10の旅-
ウテン結構・第3シーズン!!
こんにちは。今日も心の中では恵みの雨です。お元気でしたか? ウテン結構の第3シーズンが決まりました。
第2シーズンのラストで、第10回公演『ZOO』が発表になりました。長いタイトルの作品が多かった第1シーズンからどんどん短いタイトルになり、とうとう英語3文字の作品へ、お客様に置かれましては、きっと期待が高まるばかりかと(勝手に)想像をしています。が、どこからともなく、「ちょっと待ってください!」の声が。「果たして、このまんま第10回公演を迎えてしまっていいの?」ってクエスチョンマークが。そうなんです、ウテン結構には、やり残したことが・・・
第3シーズンは、第9回公演『メトロノームが叫んでる』から、第10回公演『ZOO』までの間の、まずは心の旅をお送りしたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。
◆第1回番外公演『晴耕雨読』
2023年11月にSPIRALMOONさんに上演していただいた雨々アメ(仮)の初めての外部劇団書き下ろし作品が『晴耕雨読』です。実は、SPIRALMOONさんに書き下ろして、と言われて書いた作品ではなく、その時期に急に書き上がってしまって(急に書き上がる?そんなことってあるの?)、ウテンの次は『メトロノーム…』って決定しているので、ウテンで上演する機会もなく、ならば、ウテンで22年に上演した『雨の世界』を少し前に上演してくださったSPIRALMOONさんに、如何ですか?と提供したのがこの作品でした。しかし、えっ、ウテンで上演しないの? 雨々さんの演出だったらどうなるの? ウテンの役者で観たい! という多数の意見もあり、今回、上演する運びとなりました。ちなみに、会場は、いつもの六本木ストライプスペースなのですが、始めて使う2階の、ノアール(黒)な空間にて。詳細はこれからですが、ぜひ楽しみにしていて下さい。
◆第7回公演追加公演
『ストレイシープ』
2023年2月に上演し、最も「また観たい」との意見が多い作品が『ストレイシープ』だと考えています。実は、会場の六本木ストライプスペースが、六本木の再開発の地域にある会場な為、2025年の春には閉館してしまうことが分かっています。そして、例えば他の作品なら、別の会場、新しい劇場でも再演が可能だと考えられますが、『ストレイシープ』という作品だけは、あの空間あっての創作になっていて、それが難しいというのが、私たちの考えでした。あの魅力的な階段空間がなくなってしまう前に、第7回公演の千秋楽を無理やり伸ばしまして、来年、2025年に継続して上演したいと思います。
◆幻の第4回公演
『ひかりあるところ』
実はウテン結構は第4回公演をやっていません。本当なら上演するはずだった2020年4月、新型コロナの影響から中止を余儀なくされた作品が『ヒカリアルトコロ』という作品でした。ホームページを見たりすると、普通に情報載っていますし、台本販売もしてますし、時間が経つとあたかも第4回公演が存在したかのように思えてしまいます、が、それは幻なのでした。第10回公演を前に、やり残したことはあるとするなら、この作品こそがそうです。さて、ファンの間からは、難しい、迷路のよう、謎解きよりも謎、と語り継がれている第1シーズンの作品ですから、そういう方向の作品を久しぶりに、です。ふふふ。あっ、でも、日暮里d-倉庫も閉館してしまってなくなり、光ある所って劇場のことを指していたので、もう同じようには出来なそうです。タイトルを片仮名から平仮名に変えて、ほぼ新作のつもりで執筆し、上演したいと思います。よろしくお願いいたします。こちら、六本木ストライプスペースでのラストの作品になります。
ここまでで、漢字タイトル、片仮名タイトル、平仮名タイトルと並びました。そして、英語タイトルの『ZOO』にバトンをタッチし、第3シーズンのラスト、正真正銘、まごうことなき第10回公演を迎えたいと考えています。ここまでお読みいただいて、あっ、そうか、と思っていただければと思いますが、日暮里d-倉庫に続いて、六本木ストライプスペースもなくなり、ウテン結構、新天地は?ってところから未知ですので、すみません、『ZOO』の詳細は直前まではシークレットとさせて下さい。
◆第10回公演『ZOO』
どうぞよろしくお願いいたします。
ウテン結構 雨々アメ(仮)岩澤繭 長堀博士