新型コロナウィルス肺炎の感染拡大に対して

 
こんにちは。ウテン結構です。新型コロナウィルス肺炎の感染拡大に対して、4月中旬に公演を控えているカンパニーとして、どのような対応が最適か、ずっと考えてきました。現在は2月末です。ウテン結構としての認識としては、まず第一には、感染力が高い為、不特定多数の人が集まる場には注意が必要である、ということ。そして、舞台制作の視点で、稽古、及び公演とその準備が、これに当たると考えています。ただ、現在の所、約2ヶ月後に社会全体がどのような状態になっているか未知数であるとも考えていて、公演を行える前提にて稽古を開始するとしています。現在広まっている情報の何を信じていいのか、何が隠されままか、正直な所、まったく信用が出来ない社会がこの国であるとの認識です。ですから、今は、自分達の準備している自信作の発表に向けた行動を継続しています。

ですが、もしも公演が出来なくなる場合としては、以下のようなことが考えられます。稽古期間の、それも公演が近い時期において、出演者や関係者が感染し稽古参加や出演を見合わせることが最適の判断である場合。公演が始まった以降も、公演中において上記のようであった場合には、即座に公演が中止になります。また、万が一お客様が感染をしていたと分かった場合にも、今回のウィルスの感染力が大変に高いとされている為に、公演が中止になる可能性があります。

それを避ける為にも、これからの稽古期間中には、出演者や関係者がマスク着用や手洗いや消毒に留意して行い、感染防止にに必要だと思われる注意を払うことで、公演の実現に向かいます。また、個人個人の普段の健康や体力維持も疫病流行を拡げない努力の一つと考えていますので、普段から個々人が自分の健康に対して充分注意して、生活を見詰めていく必要も感じています。

希望として、公演は行います。新作を発表する予定で動いて行きます。その為に出来ることを行い、同時に考えても行きます。

ただ、でも、もしもこの国の社会が、舞台演劇など行える状態ではないとなった場合には、例えば震災の時にも経験した社会全体が鎮魂に対して気持ちを傾けなくってはならなくなった場合や、電車に乗る、仕事に行くなどの基本的な暮らしまでも難しくなった場合には、関係者の感染など以前に、公演を行わない、行えないという判断をすると思います。

どうせインフルエンザ程度だよ大丈夫、という発言も見られますが、インフルエンザという疫病も又、恐ろしい病気と考えています。今年アメリカではインフルで一万五千人近くが亡くなっていますし。1918年のスペイン風邪のパンデミックもインフルエンザですから、世界中で一億人、日本だけでも39万人が亡くなったことは忘れてはいけない疫病の歴史の一つです。話が飛びましたが、疫病ということに対しては油断をしては行けないとの話を最後に付け加えました。官邸がマスコミに対して新型コロナウィルス肺炎のニュースの自粛を求めたと噂になっていますので、今後はテレビがコロナに関して報道をしなくなると思われますが(本当北朝鮮みたいな国ですね)、真実をキチンと見つめる目がより大事に。肺炎で亡くなったがコロナウィルスが原因は発表しない、とか、検査をすると感染者が増加するので検査をしない、とか、流行していると発表すると責任を問われるので流行してないことにしている、とか、もう滅茶苦茶な社会ですのでこの国は。本来なら国が、って言っても始まらない、国が信用できないので個人で見て行くしかありませんね、生きる為ですから仕方がない。

油断せず、過剰にもならず、今、正しい判断が求められます。無知は罪ですから、情報を丁寧に見ていきます。公演を行う為にも、社会全体の為にも。

ウテン結構
 

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